バリンは、筋肉のエネルギー代謝に欠かせない必須アミノ酸の一種で、筋肉強化や血流促進により勃起力や精力をアップする効果があります。 魚介類や肉類、乳製品に多く含まれており、筋肉の成長や肝機能向上にも役立つアミノ酸です。
さて、男性の精力アップに本当に効果をもたらしてくれるのか?副作用や飲み方などの注意点はあるのか?など、気になったので調べてみました。
目次
バリンとは
人間の体内で合成することができないので、食べ物やサプリなどから摂取しなければいけない必須アミノ酸の一種です。 化学的に合成して精製するか、化学反応による発酵方法で抽出されます。
必須アミノ酸にはいくつかの分類があり、ロイシンやイソロイシンと同じ分岐鎖アミノ酸(BACC)に属する筋肉の組織で代謝されるアミノ酸です。
バリンを含む食品
人間が生きて行く上で必要不可欠な栄養素の必須アミノ酸の一種です。次のような食べ物に多く含まれています。
- カツオ節 4000mg
- 必須アミノ酸が多く含まれているカツオ節には睡眠の質を上げる効果もあります。
- 大豆たんぱく 4000mg
- 大豆にはイソフラボンだけではなくたんぱく質も含まれており、必須アミノ酸を豊富に含む植物性たんぱく質です。
- 高野豆腐 2800mg
- 高野豆腐には、代謝をアップするロイシン、イソロイシンなどの必須アミノ酸も含まれています。
- しらす干し 2000mg
- 必須アミノ酸の他にビタミンやミネラルも多く含むしらす干しには、カルシウムも豊富に含まれています。カルシウムにはイライラを鎮めてリラックスさせてくれる効果もあります。
- ナチュラルチーズ(チェダー) 1800mg
- スライスしてサラダなどに加えても美味しいナチュラルチーズも筋力強化に効果的です。
※100g当たりに含まれる量です。
かなり高熱でない限り、成分は壊れないので加熱調理で摂取しても問題ありません。
バリンに期待できる嬉しい4つの効果
バリンに大きく4つの期待できる効果があります。
- 血液中の窒素コントロールによる勃起力向上
- 筋肉強化作用による体力向上
- 肝硬変の症状を改善
- エラスチン生成による肌の弾力アップ
筋肉を強化する効果だけではなく、血液中の窒素をコントロールすることでペニス増大に効果をもたらしたり、筋力アップや肝硬変の改善、肌の弾力アップなど様々な効果を持っています。
ペニス増大に効果的な理由は?
バリンには血液中の窒素をコントロールすることができます。窒素をうまくコントロールすると勃起力をアップする効果があります。 勃起力を維持・向上させるためには力強い血流が必要ですが、年齢を重ねたりその他様々な影響によって血流の勢いは弱くなってしまうしコントロールできる力も弱くなってしまいます。 バリンはそういった年齢とともに失われるコントロール能力を一定レベルに維持してくれる働きを持っています。
さらにバリンには筋肉を強化する効果も期待できます。筋力をアップすることで体力的にも精神的にもタフになり疲れにくい体になるため、性的衝動も刺激されるため勃起しやすい環境を整えてくれます。
ペニス増大以外の嬉しい効果は?
バリンには、ペニス増大の他にも健康面や美容面で嬉しい効果があります。
筋肉強化作用による体力向上効果
筋肉はたんぱく質で構成されていますが、バリンはその構成上で不可欠な必須アミノ酸です。 激しい運動の後には、筋肉がダメージを修復してより強くしようとしますが、そのためには必須アミノ酸が必要です。 つまり、必須アミノ酸が不足すると筋肉を成長させることができませんし筋力はどんどん衰えてしまいます。
肝硬変を改善へと向ける効果
バリンやロイシン、イソロイシンなどの分岐鎖アミノ酸(BACC)と呼ばれるアミノ酸に分類されますが、分岐鎖アミノ酸には肝硬変の症状を改善する効果があります。 医療の分野では、注射により分岐鎖アミノ酸(BACC)の投与が行われて、肝硬変の改善に使用されたりするそうです。
エラスチン生成による肌の弾力アップ効果
バリンにはエラスチンと呼ばれる女性にとって最も大事な肌の弾力成分を増やす効果があります。 エラスチンは、肌の奥にある真皮層に存在するコラーゲンやヒアルロン酸とともに肌の弾力を保つための成分です。
服用方法と一日の摂取量の目安
サプリメントの場合ですと、1日のトータル摂取量をいくつかに分けて2〜3回で飲むのがオススメです。 特に食後は胃腸の働きが活発なため吸収率が高いため、服用するタイミングとしてはおすすめです。 ですから、毎食後に水かぬるま湯と一緒に摂取すると効率的に吸収できます。
1日の摂取量の目安は「体重×26mg」です。 例えば、60kgの場合は「60kg×26mg」で1560mgが一日の摂取量の目安となります。
摂りすぎに注意!バリンの副作用
アミノ酸は体に必要な成分ですから、正しく摂取している範囲では副作用が起こることはありません。
ただし、「体重×26mg」によって出される1日の摂取量をオーバーすると、肝機能や腎機能が低下するといった副作用が起こります。 これは、大量に摂取されたバリンを排出するために肝臓や腎臓がフルに動くため、起こってしまう機能低下です。
一緒に取ると効果がアップする成分
一緒に摂ると効果的な成分は、分岐鎖アミノ酸(BACC)のロイシンとイソロイシンです。 この3つが揃って分岐鎖アミノ酸(BACC)であり、パーフェクトな筋肉強化を持って男性のスタミナをアップさせてくれます。 筋肉に作用するトリプルアミノ酸の力で持久力ある男性に転身してくれます。
バリンを含むサプリメント
筆者からのワンポイント
バリンは、筋肉の衰えにより体力や活力がダウンしてしまった男性のスタミナをアップして、精力や性欲の向上へと向けてくれる大事なアミノ酸です。 日常生活で積み重なる疲労や年齢的な問題により、疲れや老化を感じるとさらに気力がダウンしますが、バリンを効果的に摂取することでみなぎるほどのパワーを取り戻せるはずです。