セックスは果たして何歳までできるのか。気になったことはないでしょうか?セックスレスという言葉はよく耳にしますよね。また男女においてもそれぞれセックスがしにくくなるのに違いはあります。若いうちはあまり気にならないかもしれませんが、年を重ねるにつれ、しにくくなる傾向があるのは事実です。
今回はセックスに年齢は関係あるのかについて、そもそもセックスができなくなる原因は何なのか、ではその原因に年齢は関係あるのか、セックスレスにならないためにはどうすればよいのか、セックスがしにくくなる男性と女性がそれぞれの特有の問題についてまとめてみました。
目次
セックスができなくなる原因
なぜセックスができなくなってしまうのでしょうか。この原因は主に男女双方に起因するセックスレスという問題と、男性、女性それぞれに特有の問題がある2つの側面が原因といえるでしょう。結論からいうと、セックスができなくなるのに年齢はあまり関係ありません。
セックスができにくくなる、しにくくなることはあり、その原因は年齢にある程度比例しますが、対策はそれぞれにあるからです。まずはセックスレスの原因をみていきたいと思います。
セックスレスとは
セックスレスとは、期間としては一ヶ月以上セックスがない状態で、その後においても長期において改善がみられなさそうな状態を指します。
お互いがセックスをしたくないという場合はセックスレスではありません。一方がセックスを望んでおり、片方がセックスを拒んでいる場合に限定されます。
セックスレスは浮気の前兆などとも言われますが、そもそもなぜセックスレスになってしまうのでしょうか。
セックスレスの原因
セックスレスの原因としては、子育ての疲労や、仕事のストレス、環境変化、コミュニケーション不足や、自分に対する自信がない、セックスそのものに魅力を感じていない、セックスに対する恐怖心等の心理的な面が挙げられます。
多くはこれら複数の面が絡み合って複雑なため一口にいえず、自分自身でも何が原因でセックスレスになってしまったのかが把握しにくいです。
男女別にセックスレスに陥りやすい状況についてみていきたいと思います。
男性がセックスレスに陥りやすい状況
男性でいえば、仕事の疲れはもちろんですが、プライドや体裁の観点から、ED(勃起不全)や体力低下等で自尊心が保てず、コンプレックスに感じてしまいがちです。こういった状況がセックスレスを引き起こす原因になります。
女性がセックスレスに陥りやすい状況
女性であれば、生理等によりセックスを控えたい、したくないといったこともありますし、また家事や育児、最近では共働きの家庭が多いので、仕事の疲れなどから自分の時間や休む時間がとりにくいといった状況になりがちです。さらに産後は性欲が減退したりと、セックスレスに陥りやすい場合が多いです。
セックスレスにならないために
セックスレスになる根本的な原因は、パートナーがいるのを当たり前と思っていることではないでしょうか。身体の問題や、仕事や育児などの疲れ、ストレスはもちろん、年齢による体力的な低下や、環境の変化に左右されることもあります。
しかし、あくまで上記の原因は枝葉の部分であり、根本的に解決するにはパートナーが自分にとってどういう存在なのかを認識しておくことだと思うのです。
パートナーが自分にとってどういった存在であるかを自分に認識させる意味でもセックスレス解消のために同じベッドで寝ないとか、一緒にいる時間を減らしてみるのも1つの手段です。
日常の繰り返しでマンネリ化してしまうなら、セックスに特別な演出をしてみるのもいいかもしれません。雰囲気が大事な場合もありますしね。
あとは、セックスを面倒くさいと思わないことです。セックスは義務ではなく、愛情表現の一種です。相手ありきですから、自己満足にならないようパートナーと接してください。
セックスレスになってから時間が空いてしまえばしまうほど、解消しにくくなってしまいます。気づいた時点で、パートナーの存在について改めて考えて、行動に移しましょう。
セックスができなくなる男性特有の問題
男性特有の問題といえば、勃たないこと、つまりED(勃起不全)ではないでしょうか。EDは年々増加していると言われています。40代以降に多いと言われますが、年齢は関係なく、若い人も要注意です。
ここで注意したいのはEDとはセックス時等にまったく勃たない状態ではないということです。あくまで満足な性行為が行えない状態として定義されています。つまり勃起したとしてもEDである可能性はあることになります。一時的に勃起してもすぐに萎えてしまうのも、性欲はあるのに興奮できず勃たない状態もEDの症状の1つです。
ではEDになってしまう原因にはどのようなものがあるのでしょうか。主に2つの原因があります。
男性ホルモン分泌量と血管の弾力性
年齢を重ねていっても勃起する人としない人の違いは何でしょうか。要因としては男性ホルモンの分泌量と血管の弾力が大きいです。
男性ホルモンの方はイメージしやすいと思いますが、血管の弾力についてはあまりピンとこない方もいるかもしれません。
血管には血流を促進する働きがあり、血液を循環させるのに一役買っています。一般的に年を重ねるにつれ、血管の弾力がなくなり血液の循環が悪くなります。そしてペニスに血液がいきにくくなり、勃起しにくくなってしまうということですね。ここを対策しているかいないかが年齢に関わらず大事なことになります。
生活習慣病
EDの原因としてよく最も挙げられるのが、糖尿病や高血圧、喫煙、飲酒、運動不足などの生活習慣病です。これらの生活習慣病は動脈硬化に繋がり、血液の流れが悪くなります。上にも記載したように、血液の循環が悪くなれば勃起しにくくなるので、EDの原因となります。
セックスができなくなる女性特有の問題
性交痛という言葉をご存知でしょうか。これはセックスを始める時とか、セックスをしている間に感じる痛みのことです。性交痛であると認識があっても、非常にデリケートな部分であるため中々相談などはできないですよね。
原因としましては色々ありますが、主に問題となるのは、元々の処女膜の形状に問題がある場合と、更年期で女性ホルモンが減少してしまう場合が挙げられます。
処女膜の形状に問題
処女膜の形状に問題があるとは、処女膜が厚すぎてセックス時に中々破れないということです。簡単に破れないので強い痛みを伴います。これはセックスの回数を重ねればよいというものではなく、場合によっては手術が必要になります。
しかし、「処女膜切開術」という手術さえしてしまえば、術後一ヶ月ほどで痛みを伴わずにセックスができるようになるようです。
更年期で女性ホルモンが減少
更年期による女性ホルモンの減少については、エストロゲンというホルモンの減少により、膣粘膜からの分泌物量が少なくなり、潤いが失われます。さらに乾燥にも繋がり、性交痛の原因となります。こちらにつきましては女性ホルモンの量を増やすための治療が必要になります。
以上、セックスレスになる原因や男女それぞれの特有の問題は様々です。セックスレスにおいても男女別の特有のものについても年齢は関係ない部分が多いです。大きく影響してくるのは生活習慣や精神的なもの、元々の体質といった部分です。セックス自体に「何歳だからできない」ということはないといえます。つまり年齢に関係なくセックスは生涯可能です。